85年前のピアノを修復中
ようやくここまで来たか~、というところで発表します。
大分予定より遅れていますが、これは南国ピアノ芸術のプロジェクトです。
アメリカ製の85年前というとっても古いピアノの修復作業をしています。
さかのぼることおよそ1年前、とあるアメリカ人の方からいらないグランドピアノがあるから引き取って欲しいという要望をいただきました。見に行ってみるとそのピアノはかなり大変なことになっていて、調律してもきれいにまとまらない、タッチはスカスカ、塗装は亀の甲羅のようにひび割れているし、弦も切れているし、ハンマーがいくつかなくなっている・・・。これは大変だなあという状態でしたが、ピアノの箱自体は健康である印象を受けました。
5月にピアノスタジオをオープンさせてから、それまで温めていた企画を実行。着手した理由はこうです。
よく「ピアノってどのくらい使えるんですか?」って聞かれます。本を読んだ知識で「50年くらい」とか答えてました。内心、箱さえしっかりしていれば結構いつまでも使えるんじゃないかな、とも思っていました。しかしお客様に説明したところで、私ごとき若僧が「50年使えますよ」って言っても全く説得力ないよな、と思っていました。そこへ丁度古いピアノに出会ったので、もしこれがしっかり使えるピアノに修復できるのなら実証できると思いました。つまりこのプロジェクトは「実験」です(^0^)。
詳しい過程は後でホームページに掲載しますが、ようやく弦を張るところまで来ました。ビフォーアフター、けっこうすごいですよ。
今まで日本製のピアノは数多くオーバーホールしてきましたが、アメリカ製ということで情報も少なく、部品のことなどについて調べるのにも結構苦労しました。あと、一番時間がかかったのは塗装で、ご協力いただいた職人さんには本当に感謝しております。
もうすぐ音が出るようになります。名前はStarr Scale 28。製造は1924年(なんと85年前!!)。幅135cm、奥行き165cmとウルトラコンパクトなピアノですが、そのピアノが発する響きに期待したいと思います。
このピアノメーカーのバックグラウンドについても調べてありますので、後ほどお知らせします。有名ではありませんが、歴史的に話題性のあるメーカーだと思います。
その他にもこのピアノを使ったプロジェクトも考案中。お楽しみに!
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