KAWAI US-80
題名のとおり、KAWAIのUS-80というアップライトピアノです。外装のクリーニングをしております。グランドピアノのデザインを模倣したゴージャスなピアノです。中をあけて気がついたのですが、このピアノには一番低い音からさらに2本多く弦が貼られています。これはダンパーペダルを踏んだときに共振させるためのもので、音の響きを豊かにすることを目的としてつけられたものです。鍵盤も2つ多くついていたらベー全ドルファーみたいだったのですが、おしい!
しかしところどころにこのピアノのリッチな作りが見られます。ベースからテノールまでアグラフ採用だし、ハンマーウッドはウォルナットだし、ペダル窓にも真鍮のプレートが付いていたり、この時代のピアノとしては珍しく全面ポリエステル塗装だったり・・・。よく出来ています。
私の私的見解では、KAWAIさんのピアノはイノベーティブですね。KAWAIさんは何か新しいことをしようとしている姿勢がうかがえます。この2本の弦もそうだし、クリスタルピアノやタッチを自由に調整できるヴァリタッチなど、新しいピアノを模索しているところが好きです。アクションにプラスチックの部品を使用していることを批判されることもありますが、ちゃんと除湿すれば問題ないし、見方によってはこれからの環境問題を考えた先進的なピアノともいえるのではないでしょうか。この点はまだ私もはっきりとした答えを見つけていませんが・・・。
まだ調律はしていませんが、美音が期待できます!出来上がりましたらブログにて報告いたします。ぜひご試弾にいらしてください!
関連記事