Diapason 170-A

かっちょ

2011年10月04日 00:51

長いこと作業を続けてきたディアパソンのグランドピアノ170-Aがいよいよゴールに近づいてきました。完成まであとちょっとですが、外観をご紹介したいと思います。

全体を白に塗装したのですが、何せ元の状態が大変で、一部の塗装面が完全にめくれて木がむき出しになっていたりしたので、そういうところは白にはせずにマホガニーの木を貼って木目調にしました。ワインカラーの部分がそうです。

全弦張替、ハンマー交換、ダンパーフェルト交換、アクションの消耗品を交換しています。響板、フレームも再塗装しています。鍵盤は白鍵盤が天然の象牙(漂白)、黒鍵盤はプラスチックでしたが、天然の黒檀に交換しました。贅沢なタッチを実感していただけます。

そもそもDiapasonは大橋幡岩という技術者さんが、ヨーロッパのベヒシュタインというブランドのピアノを模倣して作ったのが始まりで、とても良くできたピアノです。現在はカワイの子会社ですが、独自のスタイルを維持し、進化し続けています。




白、白、と言っていますが、この色は実際には白ではなく非常に微妙にピンクです。最初ペンキ屋さんでカラーサンプルを見ながらアイボリー色(白に黄色が混ざっている)を探していて、「これだ!」と店員さんに見せたら「それはピンクですよ」と言われました。実際のアイボリーよりきれいに見えたので試しに選んでみました。

光の当たり方でピンクに見えます。実際は写真ほどピンクには見えません。



横からの写真です。つっかえ棒の短い方を木目調にしました。屋根についている受け皿はプラスチックだったので、白木のものを取り寄せて塗装しました。



半開きにした状態の前面写真です。譜面台も一部木目調です。



全部閉じた状態です。



後ろから見た写真です。脚の土台になっている板もワインカラーにしています。



ペダル部分にもワインカラーを入れてサンドイッチしてみました。コンセプトは「イチゴショートケーキ」です。ペダル部分は後ろの支え棒やペダルの突き上げ棒を東京の町工場に送って再メッキしてもらいました。オリジナルどおり金メッキを指定したのはいいのですが、金の値が高騰している昨今、ちょっと痛い出費でした(-_-;)。



パッと見きれいですが、近くで見るとまだ粗いので磨きを重ねます。音に関しては水曜日に再度調律・調整をしますので、それ以降は試弾をしていただけます。どうぞ遊びに来てください。

後日ホームページでもう少し詳しくご紹介します。

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