2008年05月29日

楽譜とにらめっこ


「音楽において必要な情報はすべて楽譜に書かれている」
というようなことを、ピアニストのアルトゥール・ベネディッティ・ミケランジェリが言っていたそうです。

私はピアニストとしてはまだまだ小僧ですが、小僧なりに音楽の深さを感じずにはいられません。
レッスンに行って先生の提案を聞くとなおさらそうです。先生の言っていることは必ずといっていいほど楽譜に書いてあるのです。それを自分が読み取っているか、いないか、です。

スラーやクレッシェンド、アクセントやスタッカートといった装飾はもちろん、特にバッハや古典派の音楽に多い全体の流れから読み取る上下のダイナミックなどは指摘されると決まって「ああ、しまった!見逃した」と悔やんでしまいます。

楽譜を読むとは何か間違い探しのようです。作曲者の意図と自分の解釈は合っているのだろうか。
弾きながら、聴きながら、歌いながら考えますが、何度やっても見えてこないものです。

昔の人は偉大です。この五線上に並べられた音符たちにこれだけの可能性を隠したのですから。

楽譜どおりに弾く。
当たり前のことがどんなに難しいことか。

※写真は車を点検に出したときの代車です~。今回は新型を期待したのだが・・・、そう簡単にはいかないみたいです。車買ったときの代車はCIVIC Sportsのフルエアロで、自分の軽の倍くらいの値段する高級車だったっけ。次はStepWGNに期待しよう。


タグ :ピアノ楽譜

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この記事へのコメント
バロックは原典版でたくさん勉強して下さい。
ただ、指使いだけは、春秋社がGOOD!
Posted by みか先生みか先生 at 2008年05月29日 18:40
バッハは本当に何も指示がないですから難しいですよね!
春秋社の話は初めて聴きます。こんど立ち読みしてみます!
Posted by ナンゴクピアノナンゴクピアノ at 2008年05月29日 19:01
 楽譜が残っているおかげで、今の私たちが時を遡って、音楽に出会うことができるのですねぇ…。深く思いをいたします。読み取る側にも、責任ありってことですね。
 私は文学として古典が好きです。メールとかもしますが、自筆の手紙も捨てがたいですよね。特に恋文は!
 楽譜って、作曲家と演奏家の時空を超えたラブレタ~?
Posted by えすてる at 2008年05月29日 21:35
>えすてるさん

ラブレター、その表現いいですね。
時空を超えた意思の疎通。
数百年昔の作曲家が想像できないようなほど進化した楽器で奏でる自分の楽曲を聴いたら、いったいどういう反応をするのでしょうね。

ロマンがあるなあ。
Posted by ナンゴクピアノナンゴクピアノ at 2008年05月29日 23:26
 
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