2008年07月14日
マフラーペダルとタッチの関係

今日の練習はピアノをばらしての練習。
ただ、真ん中の弱音ペダル(マフラーペダルともいう)の効きが悪いのでチェックしたかっただけなのですが。
原因は・・・使いすぎ。
そりゃあ毎日12のスケールを長調短調すべてマフラーペダルかまして弾いてりゃフェルトも硬化してきます。修理しようか・・・
と考えたときにひとつ気づきました。
マフラーペダルを踏んでピアノのハンマーと弦との間にフェルトを入れるということは、ハンマーと弦との距離を縮めることになるのです。1~2mmほど。

これはいったいどういうことかというと、次のとおりです。
ピアノの鍵盤は一般的に10mmの深さで設定されています
つまり10mm鍵盤を押すと音が出ます。
しかし厳密には10mmジャストのところで音が出ているわけではなく、通常のアップライトピアノでは10mm手前で発音しています。
グランドピアノではこの発音ポイントを若干前後することができ、この調整で演奏者の弾きやすさにあわせることができます(でもやりすぎると音が悪くなりますので要注意)。
そこで、ハンマーと弦の間にフェルトが入ることでこの距離を縮めてしまうと、10mm手前よりもっと手前で発音するのです。
これをどう受け取るかは演奏者次第なのですが、私の感想ではマフラーペダルを踏んだピアノで慣れると、はずしたときに若干タッチが重く感じます。実際の「重さ」は同じですが、マフラーペダルをはずすと発音ポイントが遠くなるので鍵盤が深く感じ、そのストレスから重く感じてしまうのです。
これが吉なのか凶なのかはその人の演奏の仕方次第なのでなんとも言えませんが、体験してみると面白いです。(え、じゃあオチは何?)
世界的ピアニスト、ミケランジェリは、自宅での練習はアップライトピアノのみで、耳に優しいマフラーペダルを踏んだ音を好んだそうです(村上輝久著「いい音ってなんだろう」より)。
このブログを読んだ方もマフラーペダルの有り無しをどうぞ試してみてください。
なんか苦しい終わり方だな・・・(^^ゞ。
Posted by かっちょ at 12:42│Comments(0)
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