2009年03月13日
とてもためになる苦労話
転勤族のご主人と結婚した奥さまは、自分が小さい頃弾きたかった憧れのピアノを娘にはぜひやらせたいと思い、たくさん苦労されたそうです。引っ越すたびに先生を探すために情報集めをした話、ときには片道3時間かけてレッスンに連れて行ったそうです。そのレッスンも、娘さんのレッスンよりも早い時間に行って先輩の生徒さんの演奏を聞かせたり、娘がレッスンを受けている横で先生の話をよく聞いたそうです。帰った時の練習で言われたところがしっかりできているか一緒に考えたり、「お母さん聞かないで」と言われても台所仕事をしながらしっかり聞いたり。娘さんが家にいないときには、レコードを聴いて娘さんより先に次の課題を予習したそうです。
大学に入ってからは、衣装代を節約するためにお母さんが貸衣裳屋さんに勤めて、社員割引で衣装を借りた話とかいろいろなエピソードがあって、ついつい調律が終わった後も1時間ほどおしゃべりしてしまいました。娘さんが大きくなって、教える側になったとき「お母さんみたいな人が先生にとっては一番やりづらい人」と言われたそうですが、そんな娘さんはときおりお母さんが好きな3大テノールのDVDなどを送ってきてくれるそうです。
日本では、戦後貧しくてピアノを弾けなかった女の子が、大きくなって娘に夢を託したいという願いからピアノを買うという風潮が、高度経済成長期の波もあって相当普及率に影響したそうです。このお母さんがピアノを弾きたかった夢を娘さんと二人三脚でかなえた努力は並々ならぬものであったことが想像できます。もちろん、お母さん自身がクラシック好きで、リヒテル、ギーゼキング、ヤナーチェクなど相当聴きこんでいたことも長く続いた要因でもあるようですが。
私の娘がピアノを習い始める歳になる頃に、もしくはピアノ以外に本人が何かに熱中したとき、どう接して、どう環境を作っていってあげられるか、考えさせられる日でした。
※アルテ崎山にてゴーヤーチャンプルを食べました!コーヒー付きで満腹でした。今日はこれからボクシングに行きたいと思います。
Posted by かっちょ at 18:40│Comments(0)
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