2010年03月12日

ピアノの思い出

ピアノの調律、移動・修理、買取など、ピアノのオーナー様のお宅へ伺い拝見する機会が多々ありますが、それぞれのピアノにそれぞれのドラマがあることを感じずには居られません。


調律・修理。
音の狂いをきれいにしたい方。
よくわからないけどとにかくお手入れは大事だとご依頼下さる方。
もう娘もピアノを弾かないけど、いつか誰かが使うときのために毎年調律師を呼ぶ方。

移動。
古いピアノを次の世代へ受け継いでいく方。
新天地へともに連れていく方。
使わなくなったから倉庫の奥へしまう方。

買取。
場所が狭いから手放す方。
お金に換えたい方。
使わないから誰か他の人へ譲りたい方。

それでも私はピアノ屋さんとして業務を全うするだけです。
それが少し悲しくも感じました。

というお話。

※ダンパーという弦の振動を止める部品のフェルトです。カットして使います。お持ちに見えておいしそうです。


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Posted by かっちょ at 16:54│Comments(0)お仕事
 
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