2011年12月11日
まだまだ音が聴こえてくる

しかし今日調律した二台のピアノはどちらも極上のピアノで調律師としてはうれしい限りの一日でした。
グランドピアノについて「どのくらいの大きさがいいですか?」と聞かれると、だいたい長さ2メートル以上のものからがグランドピアノらしい、重厚でよく伸びる良いピアノになる、とご説明しています。今日調律したピアノはどちらも2メートル以上。
コシがあって、ハリがある音。ペダルを踏んでアルペジオを高音域にわたって音を伸ばしたときの「ミョーー」って音がまるで教会のパイプオルガンのようにまっすぐ伸びていく。こういう音にはしびれます。小さいピアノですと、高い方の音が減衰して、低音域がずっと聞こえる傾向にありますが、良いピアノは高い方の音も良く伸びます。
一つの音を鳴らしても音がまっすぐで唸りがなく、よく伸びる音には震える思いがするときがあります。ピアノよ、ありがとう。
まだ上手には説明できないですが、音名でいうド、レ、ミ・・・の単音以外の倍音が絡み合っているのを感じたような気がしました。絵画の表現でいう遠近法のように、一番聞こえるところにドがあって、その向こう側にまたいくつも音が連なっているような立体感のある音。聞いていてとても気持ちが良かったです。
同じピアノを何度か調律することがあります。定期的にお手入れさせていただいているお客様やホールやお店など、繰り返し調律しているうちにまた発見していることもあるのでしょう。私は調律を始めたのが年齢的にちょっと遅いので、技術的にはまだまだなのですが、その分自分に伸びしろがまだあるような気がしてそれをうれしく思いました。
調律も、ピアノ屋さんも、来年はまた次のステージへステップアップしていきたいと思います。
※発表会のプログラム。勝手に写真を撮らせてもらいましたm(_ _)m。名前は伏せてるから大丈夫かな?先生の手作りで、いろいろ切り貼りしてます。かわいい仕上がりです。裏にはなんと「調律 関勝史」と書いてありました!ありがとうございます。
Posted by かっちょ at 19:09│Comments(0)
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