2014年04月14日

「Wh-」「How」の質問はしない

先日友人に話したらすごく納得してくれたのでこちらでご紹介いたします。

私が高校生のときアルバイトしていた駅ビルのお肉屋さんに、とってもインテリな若い社員さんがいました。仕事にとても厳しい方でしたが、いい人で指示も的確で、「もっといい就職先があっただろうに」と言われるほどでした。

その方が下さった「優秀なスタッフの条件」というアドバイスがとても印象に残っています。

アルバイトの私が、

「これはどこに持って行きますか?」

「これはいつやりますか」

「これは何ですか?」

「これはどうしましょう」

というような質問を投げかけます。都度社員さんは指示してくれるのですが、あるときこういいました。

「関、質問をするときは「Wh-」「How」の質問ではだめだ。もう一歩先に踏み込め。」

Wh-とは
What
Where
When
Who
Why
などのクエスチョン。それに付け加えてHow。

これらの質問を上司に投げかけるのは、ある意味丸投げで、自分では何も考えていない証拠、だというのです。

なのでもっと具体的な例を出すこと上司は選択を迫られるだけになるので大分楽になるのだそうです。例えば

「これは厨房に持って行きますか?」

と聞けば、

「うん、頼む」

もしくは

「いや、冷蔵庫に入れといて」

と、いう具合に考える手間を省き、エネルギーの消費を抑えて話も早くなるというのです。

学生だった私にはよくわかりませんでしたが、「こういうふうにやったら君はえらい」みたいな話の運び方でうまいことヨイショされたのかなあ、なんて、今思うとさすがだなあと笑っちゃいます。

以来私はそのことを覚えていて、開業するまではそれを実践していたと思いますが、ある程度社会人として経験を積んだ頃には、それを応用して上司を誘導したりもしましたね。

過去に先輩から、しかも20年以上も前の話なのに、今でも生きた知恵として残っているものなんですね。あのとき友人と話していて自然とその話題が出たことにはちょっと驚きました。

晩御飯豚肉のステーキに野菜たっぷりソースとレタスにきゅうり、ポテトサラダ。お米は食べないと翌朝たくさん食べられます。




Posted by かっちょ at 23:12│Comments(0)
 
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