2012年04月02日
復活

先週はお預かりしたお客様のアクションに新しいハンマーを取付け、同時進行で店舗のグランドピアノのハンマー交換作業をしました。特にお預かりしたお客様のグランドピアノについては、弦を先に交換するか、ハンマーを先に交換するかで悩んでの決行となったため、出来上がったときの音を聞いたときはすごくうれしく思いました。
音もそうなのですが、今回の交換でタッチについて大きく変わったことが2点。
まずはハンマーの長さ。ハンマーを交換するときの多くの場合、古いハンマーは何度となく整形のため削られているため、ハンマーヘッドの全長が短くなっています。ハンマーの先端を削れば、ハンマーと弦との距離が若干開くのでそれを縮めるためにアクション全体を少し上にあげます。今回はハンマーが3mmほどオリジナルより短くなっていたと推定していますので、その分アクションは上に上がる。そうするとその約3mm分の変化がタッチにも大きく影響していたので、交換することによって元に戻ったと解釈しています。
もう一つはハンマーの重量です。たかがフェルト、とも思っていたのですが、重量の変化は非常に大きなものです。今回は測らなかったのですが、低音から中音域までで1個当たり1~1.5グラム程度は重くなっているはずなので、タッチも少なからず重くはなります。今回の演奏者さんは重さは認めたものの、弾きやすさ、レスポンスの良さについては好評を頂いているようです。
たくさん弾いてもらった後、後日改めて拝見させていただくことになっています。
楽しみです。
Posted by かっちょ at 10:35│Comments(0)
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